ラベル V FOR VENDETTA の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル V FOR VENDETTA の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2013年11月6日水曜日

『Vフォー・ヴェンデッタ』2013 その5 "Penny for the Guy."


『Vフォー・ヴェンデッタ』に捧ぐ連続更新、最終夜!

今日は説明がなければ分かりづらい3つの表現を紹介します。

① Johnny-on-the-spot (24:43)
② The Ghost of Christmas Past (34:44)
③ Penny for the Guy (1:52:26)


2013年11月4日月曜日

『Vフォー・ヴェンデッタ』2013 その4 "ダンスのない革命など革命に値しない"



さて、Vフォー・ヴェンデッタに捧ぐ連続更新、第4夜です。

今日はダンスシーンの名言をとりあげます。

Vの思想がよくあらわれた人気の高いセリフです。


では、直前のやりとりから見ていきましょう。


※ネタバレあります

2013年11月3日日曜日

『Vフォー・ヴェンデッタ』2013 その3 フィンガーマンって何?



Vフォー・ヴェンデッタに捧ぐ5夜連続更新、第3夜です...!

今日は秘密警察、フィンガーマンの名前の由来と、

twitterで質問をしていただいたので、シャドー・ギャラリーに初めてイヴィーが来たときの台詞について解説します!

では...!

まずフィンガーマンについてです。

『Vフォー・ヴェンデッタ』の舞台となっている第3次世界大戦後のイングランドでは全体主義、いわゆるナチスドイツのような独裁政治が行われています。

そして施行されている新しい法律(the New Order)に基づいて作られた機関は

人間の身体に基づいて作られています。








では1つ1つ見ていきましょう。

① the Head 頭



これは議長であるアダム・サトラーを指します。

原作での名前はアダム・スーザンです。ヒトラーに近い名前にして連想させやすくしているんでしょう。


② the Mouth 口




人間の口にあたる機関がテレビ放送局のBTNです。

情報操作を行っている描写がたくさんでてきますよね。


③ the Eye, the Ear 目、耳






テレビの放送や街に設置されたスピーカーでの放送を管理、監視しているのが、目と耳にあたります。

Vがテレビ局を乗っ取ったときは、 目、口、耳を占拠したことになりますね。


③ the Nose 鼻




鼻は「においを嗅いで何か調べる」イメージが強いので、何かを調べる機関、諜報機関になります。

アメリカのCIA、イギリスのMI6に近いイメージです。

フィンチが所属しているのもthe Nose、国民の会話を盗聴する機関でもあります。



 ちなみに日本語で言う「首をつっこむ」は英語で言うと、

stick one's nose in ~ となります。

stickは「突き刺す」でしたよね。「鼻をつっこむ」となり、嗅ぎ回っているイメージとマッチします。


④ the Hand 手



これもCIAやMI6に近い機関です。

クリーディーがそのトップにいます。

原作では初めはアルモンドという人物が取り仕切っています。


⑤ the Fingermen 指





クリーディーがthe Handであったことからお気づきの人もいるでしょう。

the Hand直属の秘密警察だから、finger「指」という単語が使われているんですね。

クリーディーもフィンガーマンも機関として腐敗してますよね。


*****


ここからはシャドー・ギャラリーでのワンシーンを解説します。




初めてイヴィーがここに来た時、美術品をどうやって手に入れたのか訊ねるシーン(27:00あたり)があります。

twitterでこのシーンについて質問をいただいたので解説します...!




"Where did you get all this stuff?"

これに対するVの返答が、




"Oh, here and there. 
 Much of it from the vaults of the Ministry of Objectionable Materials."

here and thereは省略されてますね。「あちこちさ」と言っています。




"You stole them?"

盗んだの?と訊かれてVが答えるのが問題の台詞です。





"Oh, heavens no.
Stealing implies ownership." 

これもシンプルでいい台詞です。

implyは「〜を暗に意味する」「含意する」という意味ですが、involveと似ていますね。

「盗むというのは暗に所有者がいることを意味する」としてもいいですが、

ここではimplyを「必要とする」としておくと分かりやすいです。辞書にもこの意味で載ってます。

「盗むというのは、所有者を必要とする」

「持ち主がいなければ盗めない」ということですね。





"You can't steal from the censor.
 I merely reclaimed them."

the censorは検閲機関のことなので、the Noseのことでしょう。

主語になっているyouはイヴィーのことを言っているわけではなく、

一般的に検閲機関からは盗めないと言っています。

youが一般人を指すことも頭に入れておきましょう。


Stealing implies ownership.の意味と合わせると、


「検閲機関(禁制品取締局)にあるものには所有者がいないので、

持ち主がいないものを持ち帰っても盗みとは言えない」

ということですね。


merelyはonlyと同じ意味。

reclaimは「反対を主張する」→「返還を要求する」でいいですね。

claimは「主張する」という意味しかありませんが、

reclaimになると日本語の「クレームをつける」に近くなります。




今日はここで終わりです。

明日はVの台詞の中でも人気が高いダンスシーンの名言を掘り下げます!

お楽しみに!

*****
twitterで質問をしていただいた方、
いい質問をどうもありがとうございました。

リアクションが少ないブログでの更新で、
感想や質問をいただけのはとても嬉しいです。
質問があった方がいい記事にできると思うので今後もよろしくお願いします。

2013年11月2日土曜日

『Vフォー・ヴェンデッタ』2013 その2 原作コミックとの相違



Vフォー・ヴェンデッタに捧ぐ5夜連続更新 第2夜です。

昨日は自己紹介シーンを長ーく解説したので今日と明日はシンプルに映画の話だけです。

原作コミックを読む機会はあまりないと思うので、

原作と映画の相違点を紹介しますね。

では!

※ネタバレあります

『Vフォー・ヴェンデッタ』2013 その1 自己紹介スピーチ

 
"Remember, remember the fifth of November
Gunpowder, treason and plot
I see no reason why gunpowder treason
Should ever be forgot"



...さて!

Vフォー・ヴェンデッタに捧ぐ5夜連続更新、第1夜です...!

第1夜ということで物序盤のVの自己紹介シーンを掘り下げていきます。

まずは動画と台詞を載せておきます。

青字はプチ解説です。大事なところは赤で。





2013年11月1日金曜日

『Vフォー・ヴェンデッタ』過去記事まとめ 2011-2012


さて、11月になりました。

昨年同様、『Vフォー・ヴェンデッタ』関連の記事を5夜連続でお届けします。

今夜から開始する予定ですが、

その前に過去の記事をまとめておきますので、

よければ興味がわく所から読んでみて下さい。


① V for Vendetta
2011年に書いた記事。Vの自己紹介スピーチを載せてます。ただ本当に載せてるだけです... 今年はこのあたりをもっと掘り下げていきます。トリビア的になりそう...

②  Vフォー・ヴェンデッタ その1
ここからは2012年に書いた記事。最初に屋上に上がったシーンのセリフを紹介しています。

③  Vフォー・ヴェンデッタ その1 補足
その1の記事のセリフをやや深めに解説してます。文法事項にも触れてます。

④  Vフォー・ヴェンデッタ その2
Vがイヴィーに朝食を作るシーン。シェイクスピアのマクベスの引用について触れてます。

⑤  Vフォー・ヴェンデッタ その3
一番アクセス数が多い記事です。Vとイヴィーのダンスのシーン。シェイクスピアの十二夜の引用について触れてます。

⑥ Vフォー・ヴェンデッタ その4
僕としては一番読んでほしい記事かも。Vの好きな映画『巌窟王』についてふれてます。さらにラストシーン付近の「私は怪物なのだ」と訳される"I have no tree waiting for me."というセリフの解説をしています。英語と日本語字幕のギャップが感じられるシーンです。

⑦ Vフォー・ヴェンデッタ その5
シェイクスピアの引用シーンのまとめ、Vのスピーチの紹介をしています。
1. 登場シーン マクベス 第1幕 第2場
2. 登場シーン ハムレット 第3幕 第1場
3. 司祭への復習 リチャード三世 第1幕 第3場
4. 朝食シーン マクベス 第1幕 第7場   その2で解説
5. ダンスシーン 十二夜 第1幕 第2場     その3で解説

スピーチにももっと詳しく解説したいセリフがあるので、

今年はトリビアと名台詞が中心になりそうです。


解説してほしいシーンがあれば
twitter @ShuheiOkazaki
facebook shuhei.okazaki へ
もしくはメールでリクエストしてください。

できるかぎり応えます。できなかったらごめんなさい。。。




2012年11月5日月曜日

Vフォー・ヴェンデッタ その5

連続更新も今日で最後です。

今日はシェイクスピアの引用のシーンのまとめと、

Vのスピーチを紹介したいと思います。

(偶然ですが、これがこのブログの55個目の投稿です。ちょっとテンション上がります。)





2012年11月4日日曜日

Vフォー・ヴェンデッタ その4

V For Vendettaに捧ぐ

連続更新、第四夜です。


今日は映画の中でVとイヴィーが見ている「巌窟王」という映画について触れていきます。




 *ネタバレあります



2012年11月3日土曜日

Vフォー・ヴェンデッタ その3

映画 "V For Vendetta" に捧ぐ、

連続更新、第三夜です。

今日はシェイクスピア「十二夜」の引用を行うシーンを解説します。

また、Vの名言が炸裂します。

例によってネタバレがあるので、是非映画を見てから読んでください。

BGMはこれしかないでしょう。






2012年11月2日金曜日

Vフォー・ヴェンデッタ その2


今回から、ネタバレが増えるかもしれないので

気になる方は映画を見てから読んでください。





Vフォー・ヴェンデッタ その1補足

前回のせた英文にミスがあったのでお詫びともう少し詳しい解説を。。

赤字のfromが抜けていました。すみません。


"A more perfect stage could not be asked for.

It is to Madame Justice that I dedicate this concerto...

in honor of the holiday she seems to have taken from these parts...

and in recognition of the imposter that stands in her stead. "


"これ以上のステージは望みようが無い

中央刑事裁判所にこの演奏会を捧げる

休暇を取って不在の"正義"と

代わりに住み着いた"偽善"に敬意を表して"
 

2012年11月1日木曜日

Vフォー・ヴェンデッタ その1

11月になりました。

去年も書きましたが、今年も僕が一番好きな映画、

「V・フォー・ヴェンデッタ」について書きたいと思います。

昨年はVの自己紹介スピーチについて書いたので、

今回はその次の場面、

屋上のシーンです。

もう最高にかっこいいので是非映画を見てほしいです。






2011年11月5日土曜日

V for Vendetta

11月5日になるとこの映画を思い出します。

"Remember, remember the fifth of November
Gunpowder, treason and plot
I see no reason why gunpowder treason
Should ever be forgot"

1605年の11月5日にイギリスで起きた火薬陰謀事件に言及した映画です。
映画では、この事件の首謀者であるガイ・フォークスのマスクを主人公の"V"がかぶっています。(このマスク、特に使い道はないですが、買っちゃおうかと思ってます。)


原作はアメコミの「V・フォー・ヴェンデッタ」。
製作、脚本は「マトリックス」シリーズのウォシャウスキー兄弟。

主人公、Vの中の人は「マトリックス」のエージェント・スミスを演じたヒューゴ・ウィーヴィングです。
映画の中では本人の顔は一切出てきませんが、この映画で一気にヒューゴ・ウィーヴィングのファンになりました。

独裁政権と化した近未来のイギリスを舞台に、アナーキズム満載のヒーロー"V"が国民の自由を取り戻す為に戦います。

とても知的でスタイリッシュな映画です。

好きなシーンが多い映画ですが、ネタバレを極力避けるために、登場シーンの自己紹介スピーチだけを紹介したいと思います。

"Voila! In view, a humble vaudevillian veteran,
cast vicariously as both victim and villain by the vicissitudes of Fate.
This visage, no mere veneer of vanity, is a vestige of the vox populi,
now vacant, vanished.
However, this valorous visitation of a by-gone vexation, now stands vivified,
and has vowed to vanquish these venal and virulent vermin vanguarding vice and vouchsafing the violent, vicious and voracious violation of volition.
The only verdict is vengeance; a vendetta, held as a votive, not in vain,
for the value and veracity of such shall one day vindicate the vigilant and the virtuous.
 
Verily, this vichyssoise of verbiage veers most verbose so let me simply add
that it is my very good honor to meet you and you may call me V" 

"V"から始まる単語を大量かつ巧みに使ったスピーチです。
韻を踏みまくっています。
日本語字幕で見てしまうと台無しになってしまいますね。
言っている内容もかっこいいです。

ちなみに日本語字幕ではこんな感じです。

「では!ご覧の姿は道化師のもの。時に弱き物を、また、時に悪しき物を演じることも。
仮面はただの虚飾にあらず。もはや素顔をさらして歩ける世界ではないゆえだ。
しかし、この厄介者が再び姿を現したのは、世の悪を正すため、この腐った世界にうごめくウジ虫を掃除する、そのために。
そう、これは "血の復讐(ヴェンデッタ)" だ。復讐の誓いは今も生きている。悪を断ち切り、自由をもたらすために。

少々長い自己紹介になったようだ。要するに、簡単に"V"と呼んでいただければ結構だ。」


要旨は伝わりますが、日本語字幕には限界がありますよね。(Vから始まる単語なんてこんなに知らないので僕も調べないと意味は分からなかったですが。 )

動画は埋め込みができなかったのでこちらからご覧ください。

「世の悪を排除し、自由を」
 この映画の理念を僕なりに解釈して、英語教育に置き換えると、
「荒んだ今の教育を破壊・再構築して、よりよい世の中を」
って感じになります。
ちょっと排他的な感じがしますが、ときにこういう考えも必要だと思っています。