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2015年4月30日木曜日

gravity「重力」で覚える英単語

前回、『ゼロ・グラビティ』を紹介したので、

今回は久しぶりに単語の解説をします。

「gravity = 重力」はおなじみですが、

そもそも重力とは、地球が物体を引きつける「引力」ですね。


例えば、gravitateという動詞は次のように使われます。

He gravitated toward the field of clothing design.
「彼は服飾デザインの分野に引き寄せられた。」


慶応の理工でも出題されています。

By accessing the telescope’s imagery via the Internet, Perlmutter was able to study new type-Ia supernovae from his office in Berkeley. In 1992 they discovered a type Ia at redshift* 0.46, from a time nearly halfway back to the Big Bang ― a new record. Meanwhile, new scientists gravitated to his team, by then known as the Supernova Cosmology Project.

下線部の意味に最も近いものを選びなさい。
1.were attracted    2.were introduced    3.were led  4.were scouted

2013 慶応義塾大学 理工





正解は1. were attracted  ですね。

魅力で引きつけるという意味のattractと言い換え可能です。




また、単純にgravityの「重さ」を意識すると、「物事の重大さ」という意味にもなります。

こちらは映画で耳にする表現です。



aggravateという動詞も「重くする」という意味で、病気や困難を悪化させるという意味で使われています。

aggravate the damage「傷を悪化させる」
aggravate the situation「状況を悪化させる」

大学入試では主に医学部で、語彙問題に出題されています。

TOEICのpart 4でも出題されていました。


3つとも要チェックの単語です。

・gravitate「引きつける」
・gravity「物事の重大さ」
・aggravate「悪化させる」



2014年8月2日土曜日

『GODZILLA ゴジラ』 whatever it takes




あらすじ

ゴジラが起きて、芹沢教授(渡辺謙)のテンションがあがります。

『GODZILLA ゴジラ』で学ぶ英語表現

原発事故について調べている父親(ブライアン・クランストン)が"whatever it takes"と口癖のように言っているのですが、息子のフォード(アーロン・テイラー=ジョンソン)も父親の意志を継いで同じ表現を使っています。



あるシーンでのお父さんのセリフ

Ford... go home to your son... keep him safe, whatever it takes... whatever it takes. 


whatever it takesをおさえるポイントはtakeの意味です。

takeは「とる」という意味から「奪う」→「必要とする」と派生させて考えましょう。

たとえば
It takes two hours to go to the station.「駅に行くのに2時間かかる」
というおなじみの表現でも、itの中身は to go to the stationなので、
直訳すると、「駅に行くことが2時間奪う」→「駅に行くことが2時間必要とする」
となります。

whatever it takesも直訳すると「たとえそれが何を必要としても」
となるので「何が何でも」「どんな犠牲を払っても」という意味で使われます。


最後に、入試問題で確認しましょう。
問 与えられた英文の内容を伝える文として最も適切なものを一つ選びなさい。
 He promised to do whatever it takes to improve his grades.
 1.He took something to make his grades better.
 2.He made a promise to move to a higher grade.
 3.He said he would try his best to get better grades.
 4.He said he would absolutely take whatever score he gets.
 京都産業大学




















解答

「彼は何が何でも成績を上げると約束した」と同じ意味の文を選ぶので、答えは3ですね。
 お父さんのセリフではwhatever it takesは副詞として「何が何でも」と使われていましたが、ここではdoの目的語として使われています。

do whatever it takes to V も直訳から考えると簡単ですね。
Vすることが必要とすることは何でもやる」となるので、
「何が何でもVする」となります。

takeの「奪う」「必要とする」という意味を考えると、
1や4の選択肢で使われているtakeはひっかけだということが分かりますね。















2014年5月28日水曜日

語彙力養成シリーズ① 解説編


My job (      ) involves sales, but I also sometimes assist in production.
1.primarily           2.approximately
3.eagerly             4.desperately
獨協大学

昨日の問題の解説です。


2014年5月27日火曜日

語彙力養成シリーズ① 問題編



しばらくブログで語彙力養成シリーズやります。

まずは問題から!

My job (      ) involves sales, but I also sometimes assist in production.
1.primarily           2.approximately
3.eagerly             4.desperately
獨協大学


2014年3月19日水曜日

映画で学ぶ社会問題 〜奴隷制について〜

入試のテーマとしても多く出題されるので、奴隷制について簡単にまとめておきます。

■アメリカにおける奴隷問題の始まり

奴隷制の歴史は古いですが、アメリカで黒人奴隷が多く使役されたのは、綿工業の発達がきっかけでした。

1793年にイーライ・ホイットニーが綿の繊維から種を除去する機械を発明し、それが普及したことで、アメリカ南部が、イギリスの綿工業の原料の供給地としての発達していきます。

綿を採取するために大量の労働力が必要になったため、黒人奴隷を使った大規模なプランテーションが行われることになります。

人間を家畜のように扱うアメリカ南部の人々を、北部の人々は強く批判し、南部と北部の対立が強まっていきました。

■奴隷解放運動

1830年代になると、奴隷廃止運動が活発化していきました。

白人、黒人ともに、北部の人々が中心となって撤廃運動が行われました。

奴隷制を強く世間に意識させるきっかけとなったのが、1852年に出版された『アンクル・トムの小屋』という小説で、後に南北戦争が起こるきっかけにもなりました。



1859年には奴隷解放運動家であるジョン・ブラウンが蜂起しましたが、失敗に終わり、処刑されました。

ジョン・ブラウンを讃えるために作られた「リパブリック讃歌」という歌がありますが、これは今ではヨドバシカメラの歌に使われ、本来の歌の意図は完全に無視されています。
(歌詞は Wikipediaに載っています。)


■南北戦争


1861年にリンカーンが合衆国大統領に就任したことで、奴隷制を維持しようとする南部と、それを嫌悪する北部が完全に分断します。

奴隷制を撤廃しようとするリンカーンに反発し、1861年の2月に南部でアメリカ連合国が結成され、 4月に北部側の要塞を攻撃したことで南北戦争が始まりました。

■奴隷解放宣言

南部で生産される綿花はイギリスやフランスに輸出されていたため、 これらの国が南北戦争に介入する危険性が高まりました。

ここで戦争の目的を明示するために発表されたのが、1863年の奴隷解放宣言で、これにより、イギリス・フランスの介入を防ぐことができました。

その後、南北戦争は7月のゲティスバーグの戦いを経て終結します。

リンカーンの活動の流れはスティーブン・スピルバーグ監督の『リンカーン』(2012)で描かれているので、是非観てみてください。




■その後

奴隷解放宣言が発表された後も、黒人差別の問題は根強く残ることになりました。

その一つがジム・クロウ法で、黒人を含む有色人種が白人と同じ公共施設を使用することを禁止する悪法です。

病院やバス、レストラン、学校などが白人用と黒人用に分けられることになりました。

1960年代の公民権運動を背景とする映画『ヘルプ〜心が繋ぐストーリー〜』の中でも、黒人メイド専用のトイレを作るシーンが印象的に描かれています。


 

2013年11月21日木曜日

『ハリー・ポッター』魔法の英単語 リディクラス "バカ笑い!"

『ハリー・ポッター』魔法の英単語、第3弾はリディクラス "バカ笑い!"です。

*****
魔法の名前はほとんどがラテン語やギリシャ語から作られていて、英単語もラテン語をはじめとするさまざまな言語を語源としています。
市販の語源の本も最近はイラストが豊富で覚えやすいものがたくさんありますが、
『ハリー・ポッター』を観ている人にとって魔法ほどインパクトがあるものってないんですよね。
せっかくだから利用して単語を増やそう!ってことで連載しております。
①アセンディオ "昇れ!"
②ペトリフィカス・トタルス "石化せよ!"
****

リディクラスは『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』、リーマス・ルーピン先生の授業で練習する、形態模写妖怪のボガートを追い払うための呪文です。



リディクラスは英語にも似た単語がありますね。

ridiculous (形容詞)「ばかばかしい、おかしな」です。

発音はリディキュラス。ほぼそのままですよね。

『プラダを着た悪魔』のミランダとアンディが車内で会話しているシーン(1:38:05)で使われています。ミランダがアンディに対して「あなたは私に似てるわ」と言ったあと、アンディが反論しますね。そこでミランダが言うセリフはこんな感じです。

"Don't be ridiculous. Andrea. Everybody wants this. Everybody wants to be us."

さて、ridiculous自体はそれほど難しい単語ではないので、
ここからは上級者・受験生向けに上智大学の問題を使って解説を行います。


問 次の英文の下線部の意味に、もっとも近いものを1~4の中から一つ選びなさい。
It was unnecessary to make fun of your sister in front of everybody. She seemed so embarrassed.
1. amuse          2. fool              3. ridicule           4. entertain
上智


2013年11月18日月曜日

『ハリー・ポッター』魔法の英単語 ペトリフィカス・トタルス "石化せよ!"

連載第2弾目はペトリフィカス・トタルス "石化せよ!"です。

いろんな場面で使われていますが、印象的なのは『ハリー・ポッターと半純血のプリンス』で、列車の中、マルフォイが透明マントをかぶったハリーに対して使うシーンでしょう。



この呪文を受けてハリーは石になります。 (マルフォイ、すごい顔してますね...)


石になって動けません。

この呪文はPetrificus Totalusはpetrify(石化する)とラテン語のtotalis(全体)の合成語です。

今回のメインはpetr-で、これは「石」を意味しています。

petr-(石) + -ify(〜にする)=「石化する」となっています。

この語源を利用して、

petroleum「石油」

petrol「ガソリン」

を覚えましょう。

会話でgasolinと同じ意味でpetrolを使うことはよくあります。

入試で言えば、

In Cyberjaya, petrol-fuelled vehicles will be banned and a low population density will be encouraged.
「サイバージャヤでは、ガソリン車が禁止され、人口密度を下げることが奨励される」
(はこだて未来大学)

といった感じで使われています。


僕が受験生だったころ、よくpetroleum「石油」とcoal「石炭」がごっちゃになってました。
--------------------------------------------------------------------------------------
次の日本分と英文が同じになるように(    )内の英語を並び替えると、1語足りない。その足りない1語を1~4よりひとつ選べ。
石炭は燃料として大部分石油にとって代わられた。


Coal has [to / petroleum / fuel / largely / as / given].


1. substitute        2. place        3. step        4. opportunity

中央大学

--------------------------------------------------------------------------------------

こんな問題が出されると、あれ?どっちがどっちだっけ?ってなってました。

ただ、

petroleumを分解してみると、

petrは「石」でoleumoilと似てます。つまり「油」なんですよね。

petrolも同じようにolをoilと同じだと判断しておけば間違いません。


ちなみにcoal「石炭」の方はchacoalと関連づけると覚えやすいです。

チャコールグレーは墨色、つまり「炭」です。

chacoalは「木炭 」ですね。

エネルギー問題は入試でもテーマになりやすいので、石油、石炭ははっきり区別できるように覚えときましょう。


*****
ここからは余談ですが、バチカン市国にあるサン・ピエトロ大聖堂も石に関係しています。


サン・ピエトロ大聖堂のピエトロはペトロをイタリア語読みしたものです。

ペトロはキリストの使徒の一人で、サン・ピエトロ大聖堂はペトロの墓の上に建てられました。

ペトロの本名はSimon(シモン)でしたが、イエス・キリストに「お前は石である。その上に私の教会を建てる」 と言われたことに由来して「石」を意味するペトロというあだ名が定着したようです。

映画『ダヴィンチ・コード』の続編、『天使と悪魔』バチカンを舞台にしているので、映画を観るとサン・ピエトロ大聖堂の様子がよくわかるはずです。
ローマ教皇を選出するコンクラーヴェもしっかり描かれているので面白いですよ。


サン・ピエトロ大聖堂には行ったことがあるんですが、入るのにめちゃくちゃ並びます。



写真の奥の方までズラーーーっと並んでるの、伝わりますかね。

この時はほとんど何の知識も無く勢いで行ってしまったので、
「なんか分からんが、すげえな」って感じでした。笑

今はキリスト教関連の本もたくさん読んでるので、
次に行くときには見え方が全然違うはずです。

知識や知恵が増えると世界の見え方が変わるんですよね。

次はいつ行けるかなあ。。



では、今日はこのへんで!

次は『アズカバンの囚人』に登場するリディクラス!にします。





2013年9月1日日曜日

『マン・オブ・スティール』鋼鉄の男の「ガッツ」”gut”




『マン・オブ・スティール』観てきました。

今日は映画の感想と、「ガッツ」"gut"という単語について考えていきます。





解説
「ダークナイト」のクリストファー・ノーランが製作、「300 スリーハンドレッド」のザック・スナイダー監督のメガホンでリブートされた新たな「スーパーマン」。無敵の能力を備えながらも、それゆえに苦悩して育った青年クラーク・ケントが、いかにしてスーパーマンとして立ち上がったのか、これまで描かれてこなかったスーパーマン誕生の物語を描く。クラーク・ケント= スーパーマンに、新鋭ヘンリー・カビルを抜擢。育ての親ジョナサン・ケントにケビン・コスナー、生みの親ジョー=エルにラッセル・クロウ、ヒロインのロ イス・レインにエイミー・アダムス、仇敵ゾッド将軍にマイケル・シャノンなど豪華キャストが集結。脚本に「ダークナイト」3部作のデビッド・S・ゴイ ヤー。音楽も「ダークナイト」や「インセプション」など、近年のノーラン作品を手がけているハンス・ジマーが担当。(映画.com)



2013年8月19日月曜日

『欲望のバージニア』不滅の兄弟のお話 問題の解説


前回の記事で出した問題の解説です。
『欲望のバージニア』”invincible” 不滅の兄弟のお話


問 下線部と同じ意味になるものを1~4の中から選びなさい。
 You must bring home to her that she is wrong.
 1. believe       2. convince      3. scold       4. tell
中央大学


 まずbring home to + (人) + (物)「(人)に(物)のことを痛感させる」という熟語の成り立ちを考えてみましょう。


home以前の解説心が帰る場所」と定義しました。
『レ・ミゼラブル』 home 〜心が帰る場所〜

Bring  Him Homeは

「彼を(愛するコゼットのもと)へ帰して」
              →マリウスの心の中心

Bring me homeは

「私を(天国へ)連れて行って」
    →ジャン・バルジャンの心の中心 

ということでした。
  


bring home to (人) + (物)という熟語になった場合もhomeの考え方は同じで、

「心の中心に」という副詞として考えるとよいです。 

またこの熟語を元の形に戻すとbring home (物) to (人)となります。

つまり、(物)(人)の心の中心に持って行くという意味ですね。

例えば、
His mother's illness brought home to him how much he depended on her

直訳すると

母親の病気がどれだけ彼が母親に頼っていたか彼の心の中心に持って行った。

となるので、

どれだけ彼が母親に頼っていたか表面的にではなく、心の奥底までどっぷりと分からせた。


ということになります。
 
そこから「痛感させる」「しみじみと分からせる」という意味が生まれて来ています。


なので、問題の文章の意味は、

You must bring home to her that she is wrong.

「あなたは彼女に彼女が間違っているということを心の奥底まで分からせなくてはならない。
→痛感させなくてはならない。」

となります。

これで、選択肢のconvince「相手の頭の中を完全に征服する→確信させる」が正解になることが分かります。


*****

bring home toは少し難しい熟語ですが一つ一つの単語や文章がとっている形の意味を考えるとグッと理解しやすくなりますよね。







ここからはやや蛇足ですが、受験生には知っておいてほしいので...

② 語法的アプローチ

問 下線部と同じ意味になるものを1~4の中から選びなさい。
 You must bring home to her that she is wrong.
 1. believe       2. convince      3. scold       4. tell
中央大学

下線部以下を見てみると、人 + that 節 が続いていることが分かります。

こういう形を見た瞬間、後ろにこの形をとる動詞を選択肢から探してください。

人+that節を後ろにとる動詞は全て「伝える」系の動詞です。
(瞬時に7つ言えるとかっこいい...!)

この選択肢の中だと tell と convince が該当します。

これで正解を2つまで絞ることができました。

あとは tell の「伝える」という意味か、convince の「確信させる、納得させる」という
意味のどちらが当てはまるか考えれば正解にたどり着けるはずです。

ちなみに

believeは believe that s + v

scoldは「叱る」なのでblame「責める」と同じ形をとることを覚えておくとよいです。

→ blame 人 for 理由










 

2013年8月17日土曜日

『欲望のバージニア』”invincible” 不滅の兄弟のお話



今日は『欲望のバージニア』を掘り下げて、少しだけ単語の話をします。

禁酒法の時代背景については前回の記事で触れたのでこちらを参考に。

『華麗なるギャツビー』『欲望のバージニア』、狂騒の1920年代



 『欲望のバージニア』
あらすじ: 禁酒法時代のバージニア州、ボンデュラント3兄弟は密造酒ビジネスで幅を利かせていた。野心家の三男ジャック(シャイア・ラブーフ)は牧師の娘バーサの気 を引こうと苦心し、リーダー格の次男フォレスト(トム・ハーディ)は、シカゴから来たワケありの過去を持っていそうな女性マギー(ジェシカ・チャステイ ン)と恋仲になる。そんな時、新たに着任した特別補佐官レイクス(ガイ・ピアース)が法外な賄賂を求めてくる。レイクスの要求を拒否した兄弟は、非道な脅迫にさらされることとなり……。シネマトゥデイ
 
とまあ、あらすじはコピペで済ませますが、 物語の主人公は実在した「不滅」の三兄弟、ボンデュラント兄弟です。

「不滅」と言われてるくらいなので、もう全然死にません。






そんななか、3兄弟の末っ子であるジャック(シャイア・プーフ)に対して、ヒロインのミア・ワシコウスカ(かわいい)が言うセリフの中に "invincible" という単語があります。

この"invincible"「不滅」という意味で使われています。

この単語を分解すると、

in + vinc + ible

となり、in「否定」vinc「征服する」ibleは「〜されることができる」

=「征服されることができない」→「無敵」「不滅」といった感じで一つの単語ができていることがわかります。


vincの「征服する」という意味はvictoryの「勝利」と同じ。相手の領土を「征服する」=「勝利」です。


-ibleや-ableと動詞が組合わさった形容詞は言い換えれば can be + 過去分詞

なので、incredibleやunbelievable「信じられない」と合わせて考えると応用が利きます。

(ちなみにincredibleのcredは「信用する」意味で、クレジットカードは「信用」に基づいて後からお金を払うシステム、会社などで使われるクレドは「信条」の意味ですね。)


invincibleという単語は『スパイダーマン』の悪役グリーンゴブリンのセリフや、昨日DVDで観た『オズ はじまりの物語』でも登場していました。

この単語を使って「不滅」と言われた『欲望のバージニア』のジャックは

「invincible...意味わかんないけど響きがかっこいいね...!」

くらいの反応だったので酒の密造とかしちゃってる教養のない人にはレベルの高い単語みたいですが、分解して考えれば覚えやすいので覚えていい単語だと思います。
(意味もかっこいいし...!)



受験生向けに一つ書いておくと、

vincやvicという部品は入試に頻出のconvinceという単語の一部でもあります。

「納得させる」という意味で使われますが、 

conは「完全に」という意味の強意の意味でcompleteのcomと同じなので

相手の頭の中を自分の考えで完全に征服するという意味が本来の意味です。


そこから「納得させる」「確信させる」という意味に繋がっているんですね。


以前『レ・ミゼラブル』の記事で登場したhomeの意味と合わせて下の問題を考えてみるとおもしろいです。

問 下線部と同じ意味になるものを1~4の中から選びなさい。
You must bring home to her that she is wrong.
 1. believe       2. convince      3. scold       4. tell
中央大学


答えと解説は次回に持ち越します!

お楽しみに!







2012年9月19日水曜日

jam 名詞から動詞の流れ

今日はjamについて説明します。


stickの説明にも使った

be stuck in a traffic jam 「渋滞にハマって動けない」

stuckは「ベッタリ貼付けられて動けない」でしたね。


ではtraffic jamが「交通渋滞」という意味になるのはなぜでしょうか。





jamっていうと、

そう、ジャムです。





jamは「ぐちゃぐちゃにされて詰められたもの」って感じです。


動詞でも「詰まる・詰める」という意味を持ちます。

車が道路にギュウギュウに詰まってるから

traffic jamで交通渋滞なんですね。






うん、詰まってますねー。

(これ、インドのニューデリーですが、海外の渋滞は日本の比じゃないですね。)



マンガの「鋼の錬金術師」を読んでるときに、

拳銃の弾が詰まった時にも「Jam!」って言ってました。

(鋼の錬金術師に出てくるエンヴィーやらグラトニーやらプライドやらはキリスト教の7つの大罪からとられてますね。7つの大罪についてもそのうち書きたい。。)


ミュージシャンがやるジャム・セッションも集まって即興的に演奏するので、ぐちゃぐちゃにして詰め合わせた感じですね。


もうどうしようもないって状況の「行き詰まる」って意味でもjamは使えます。



入試の英文で出てくるjamはtraffic jamばっかりですが、たまーに、ごく稀に、動詞のjamも出てきます。


京都産業大
-->

  The first of four planned space-walks took place two days later. Astronauts Heidemarie Stefanyshyn-Piper and Stephen Bowen set out to repair a huge joint that turns half of the space station’s solar panels. The joint had been jammed for more than a year, and so hadn’t been able to point those panels toward the sun.



西武文理大
-->

Many times I called Roy but the line was (     ). And I couldn’t talk to him.
  busy                     crowded                heavy                   jammed


(これ、答えは4じゃないですが。。)



受験生はとりあえずtraffic jamだけわかればOKです。






今回覚えておいてほしいのは、

以前解説した、mushroomも、stickも、今回のjamも

一見名詞の用法しか無いように見えても、動詞になれるってことです。

自分が知ってる言葉だから名詞でしか使わないって決めつけないこと。

固定観念は今すぐ捨てて、イメージを広げていくようにしましょう。





2012年7月14日土曜日

ground (解説編)

前回の福大の問題の解説です。

けっこうヘトヘトですが頑張って書くので是非、お付き合いください。。



まずは、英文を。

   There are many different types of place to eat. One important question is who uses different places and how often they go. People behave differently, depending on their social and cultural characteristics. It is true that there are practical restrictions encouraging or restricting the opportunity to eat out. Caring for young children can be a restriction, making it difficult to get out in the evening. In contrast, for people living alone, there are little grounds for devoting the effort to cook an elaborate meal just for one.




動名詞が主語になってたり、分詞構文も出て来てたり、なかなか良い問題だなあと思うんですが、
今日はとにかくgroundです。




twitter, facebookでgroundのイメージを聞いたところ、




まず、「地面、校庭、土、野球」


まさにグラウンド。
(写真載せる必要もないですが一応...)















これが日本人のもつイメージですね。







そして、「底になるもの・基準・基盤」


















靴の....





「底」です。




今回のground(グラウンド)は
キノコ:mushroomと違って、英語がそのまま日本語になっているせいか、
かなり英語らしいイメージで答えていただけました。

僕が感覚的に持っているgroundのイメージも「底」に近いです。



今回の英文中ではこの「底」のイメージが 

「理由」という意味に発展しています。




では、なぜ「底」が「理由」になるのでしょうか。

今回はネイティブに確認とったりしてないので、自由に考えてみます。



①「理由=場所」という概念。

数学や科学の証明では、論理構成をしていく際に、「ここで」という言葉を使います。
 (数学を勉強したことがある方なら覚えがあるはず...)

数学は日本に入る前に、西欧諸国で発達したものなので「ここで」という言葉を使うのは、英語的であると言ってもいいはずです。

(数学:古くは紀元前500年ごろの古代ギリシャにさかのぼります。ピタゴラスって有名ですよね。このころ日本は縄文・弥生時代なので、日本人が土偶とか竪穴式住居とかつくってたころに西欧では数学や哲学が発展していたわけです。)←合ってるか不安

実際に、wikipediaで拾った証明では日本語の「ここで」に相当する"where"が使われています。 7行目にwhereがありますね。



(研究室に引用したい教科書を置いてきてしまったのでやむを得ずwikipediaです。ご了承ください。火曜くらいに追記で教科書の写真載せます。)


つまり、「底=理由」となるのも、 「底」「何かの深い部分・場所」を意味しているからではないかと思うわけです。


底→物事の根底にあるもの→理由・根拠
といった感じです。

英語圏やヨーロッパの方々は、論理構成をする際に頭の中に「開けた場所」のようなものを想像してるのではないのかなと。

他にも「それ故に」という意味で使われる"therefore"にもthereとい「場所」が含まれてますよね。



② 基礎工事

「理由=場所」という概念をもう少し深めてみます。
哲学・数学・物理・化学などの学問は西欧諸国で発達してきました。

つまり、西欧諸国で論理的な考え方が発達してきたということです。

数学においては一つ一つの定義を、化学においては目に見えないものまでも論理で解き明かします。
その論理的思考の基盤にあるのが、理由なわけです。


イメージとしては「基礎工事」です。




基礎工事がしっかりしていなければ、

論理構成というドでかいビルを建てようとしても、

途中で崩れてしまいます。




どんなにいい考えに思えても、

基礎工事となる理由がしっかりしていなければ、

他人の支持を集める前に崩れさってしまうわけですね。




日本語と英語を比べてみると分かるとおり、

英語はルールでガチガチ、つまり論理的ですが、

日本語には意識するほどルールはないですよね。

(ルールがないぶん日本語を学ぶ外国人はけっこー苦労するらしいです。)




③ コペルニクスの地動説

思いつきで、もう一つ。


ご存知のとおり、groundには「大地」という意味があります。

「大地」と「理由」に共通するものが何であるか考えてみると、

どちらも最優先するくらい大事なものなんです。 

15世紀にコペルニクスが地動説を唱えるまでは、天動説が信じられていました。つまり、「大地」が全ての基盤であって、固定されている絶対的な存在だったわけです。

また「理由」も、論理的な思考を行う西欧諸国の人々にとっては、揺るがない(揺らいではいけない)絶対的な真理でなくてはならないはずです。




以上の3点から

なぜgroundが「理由」という意味になるのか、

英語を話す人の頭の中がどうなっているのか、

分かっていただけたでしょうか。

あくまで個人的な考えですが、納得してもらえると嬉しいです。




日本人は、理屈っぽいことを嫌う傾向がある気がしますが、

ただ話をするときも、論理性を意識した方が、

相手に自分の言いたいことが分かってもらえるはずです。

英語を勉強するときも、効率よく学べます。



予告通りと言いますか、全く英文に触れてないので、(もう今日はやる元気ない。。)
解説してほしい方はtwitter,facebookでコメントください。。


では!



***********************************
追記

量子化学の教科書の証明に使ってある"where"です


2ページに1個くらいの頻度で出てきます。





2012年7月8日日曜日

1つ単語の意味をじっくりと

以前行ったキノコみたいなことをやろうかなあと思いまして。 

前の記事→「キノコの件(解説編)」 



福岡大学の下線部和訳問題です。

前回は九州大学の問題でmushroomについて考えてみましたが、今回はgroundです。

groundは辞書で引かずにじっくりと意味を考えてみてください。


   There are many different types of place to eat. One important question is who uses different places and how often they go. People behave differently, depending on their social and cultural characteristics. It is true that there are practical restrictions encouraging or restricting the opportunity to eat out. Caring for young children can be a restriction, making it difficult to get out in the evening. In contrast, for people living alone, there are little grounds for devoting the effort to cook an elaborate meal just for one.



今回、 青字にしてあるgroundsにしか触れないつもりですが、

受験生は入試問題として解いてみてもいいんじゃないかと。

解説は来週、14日ごろするつもりです。

協力してくれる方はgroundときいて湧いてくるイメージをコメントなりTwitterなりでおしえてください。

@ShuheiOkazakiつけてつぶやいてくれればOKです。

キノコにくらべてあんまりキャッチーじゃないのが不安。。

2012年4月27日金曜日

キノコの件(解説編 )

予告通り、前回載せた九州大学の英文を解説します。

今回注目するのは下線を引いたmushroomという単語です。

なお、今回は触れませんが、関連に気づく人がいるといいなってことで第2文も載せてます。

すぐに辞書は引かずに、mushroomの意味を予測しながら読んでみてください。

(授業ではなくブログなんで、ネットで拾った画像を好き勝手に使いながら好き勝手に解説します。) 


① *Shrimp aquaculture or farming first became profitable about 20 years ago and has since mushroomed into a major industry in developing countries. 

② While total catches of wild shrimp have remained relatively stable at about 2 million *metric tons per year over the past two decades, farm-raised production has exploded from around 80,000 metric tons in 1980 to more than 1 million metric tons in 2000. 



さて、みなさんはmushroom(キノコ)と聞いて何を思い浮かべるでしょうか。




Twitterで質問した所、



*******************************

「マリオ」

ご存知、スーパーマリオです。

キノコとるとでっかくなりますもんね。












「不気味」

「キノコ 不気味」で検索したらでてきた画像。

ロシアのお化けキノコらしいです。

食べてる画像もあったんですが、けっこうおいしそうです。











 「ファンタジー」



映画「アリス・イン・ワンダーランド」のワンシーンです。

ファンタジーですね。

こういう世界観好きです。











 「分解者」

生物の授業で出てきますね。
 
農学部の友達が答えたんですが、割と予想外な解答でした。




「おいしい」

そう、キノコは美味いです。


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こんな感じでした。

ここまでが日本人の解答です。




ここからが本題なので、しっかり読んでもらえたら嬉しいです。

Twitterで質問するのと同時に、Facebookで外国人にも質問しました。



意図を説明せずに質問したのでけっこう無視されましたが、



アメリカ人の友達がまず答えたのは、



「マリオ」



これは日本人と変わらないみたいです。


もうちょっと深く聞いてみて出てきた答えが、



"explosion"



「爆発」です。





こんな感じですね。↓




















 なるほどなあって感じでした。


 形もそうですが、キノコが胞子をまき散らしながら、 

爆発的に広がるイメージを持ってるんでしょうね。


これはおそらく日本人には無い感覚なんじゃないかと思います。


(ちなみに僕が問題の英文を初めて読んだ時は、違うアプローチでmushroomの意味を予測しましたが、 キノコって成長早いし、そんなもんなんだろうなって思ってました。今回TwitterやらFacebookやらで聞いてみるまでザックリとした感覚しか持ってなかったので聞いてみてよかったです。)





・・・長々と書いちゃってるんで、そろそろ和訳します。



まず、前半部分 and の手前までサクッといきます。

Shrimp aquaculture or farming first became profitable about 20 years ago

「エビの養殖は約20年前に初めて利益を生み始めた」

って訳してもいいですが、

about 20 years agoが後ろにあるのでそこを意識しながら訳しましょう。

英語で書いてある語順通りに訳す方が元の英文のニュアンスを崩さずに訳せます。

つまり、

「エビの養殖が初めて利益を生み始めたのは、約20年前のことだった」

 ですね。




はい、次、今回のポイントです。

 and has since mushroomed into a major industry in developing countries.


mushroomが動詞で使われてますね。

先ほどのアメリカ人の感覚で意味を想像してみてください。


爆発でしたね。


つまり、エビの養殖が発展途上国(developing country)で主要産業へと、

爆発的に成長してきた ってことです。


爆発的に成長するイメージを持ってるから、マリオがキノコをとったらでっかくなるのかもしれないですね。




訳をまとめると、

「エビの養殖が初めて利益を生み始めたのは約20年前のことだったが、発展途上国ではそれ以来、主要な産業へと爆発的に成長してきた。」

となります。過去形、完了形で時制が異なるのでそこにも注意が必要です。






さて、一つの単語に注目して解説してきましたが、

何が言いたいかといいますと、


日本人とアメリカ人ではmushroom(キノコ)って単語一つに関しても、

異なるイメージを持っているということです。


それは、言葉が違うから、


つまり、文化が違うからです。


英語を勉強する上で、英語でコミュニケーションをとれるようになるのも、

もちろん大切ですが、


こういった文化や感覚の違いを感じることができるのも、

英語を勉強する魅力の一つなんじゃないかと思います。




すっごい眠たいし、いい感じにシメれたので今日はこの辺で。

反響があれば、違うアプローチでの解説や、第2文の解説も行います。

誰も何も言ってくれなかったらスネます。

おやすみなさい。



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僕の突拍子もない質問に答えてくれた方々、ありがとうございました。

おかげで楽しく記事が書けました。

また、こういうのやろうと思うのでそのときはどうぞよろしくお願いします。