昨日出した問題の解説です!
「プラスチック」と言えばペットボトルなどの素材として馴染みがありますが、
次のような英文で使われると、どういった意味になるでしょうか?
Scientists are well aware that the brain has tremendous ability to change its connections based upon its incoming stimulation. This "plasticity" of the brain underlies its ability to recover lost function.
2010 大分大学 医
科学者は、脳が受け取った刺激に応じて神経回路を変化させるとてつもない能力を持つことをよく知っている。この脳の「???」は失われた機能を回復する能力の根底を成している。
先に答えを言うと、ここでのプラスチック、prasticityの意味は「柔軟性」です。
プラスチックprasticは本来「可塑性を持った」という意味ですが、
可塑性という言葉は高校で化学を勉強している人にしか馴染みはないでしょう。
ペットボトルやプラスチックでできた製品を加熱すると、柔らかくなりますよね。
温めて柔らかくなることを熱可塑性といいます。
つまり「可塑性」と「柔軟性」は同じ意味なんです。
温めてフニャフニャになることと、脳が様々な刺激に柔軟に対応できることは同じなんですね。
brain's plasticity「脳の柔軟性」 で覚えておきましょう。
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ちなみにゴルフボールも熱可塑性を持っています。
(グッタペルカという樹脂でできてます)
温めたら爪であとが残るくらいに柔らかくなります。
僕は高校生の時にゴルフボールを水に浸してレンジでチンしてみたりしてました。
他にも消毒用のエタノールやドライアイス、石けんなんかもレンジに入れましたが、どれも面白いので興味があればやってみてください。
電子レンジの原理に一歩近づけるかもしれません。
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