2013年11月2日土曜日

『Vフォー・ヴェンデッタ』2013 その2 原作コミックとの相違



Vフォー・ヴェンデッタに捧ぐ5夜連続更新 第2夜です。

昨日は自己紹介シーンを長ーく解説したので今日と明日はシンプルに映画の話だけです。

原作コミックを読む機会はあまりないと思うので、

原作と映画の相違点を紹介しますね。

では!

※ネタバレあります



まずWikipediaにもある情報ですが、

映画版ではアダム・サトラーという人間がイングランドを統治していますが、

原作ではスーパーコンピューターのフェイトが支配しています。

映画版での「ヴォイス・オブ・ロンドン」は、

原作では「ヴォイス・オブ・フェイト」です。


そして、これは共通していますが、民衆に「声」を伝えるのはロジャー・アラム演じるルイス・プロセロです。


まー憎たらしい役ですね。

Vに出てくる悪役は一人を除いて徹底的に悪いので、嫌悪感がわきます。


そして今回紹介したいのは、プロセロがVに殺害されるシーンです。


この後ろに見える人形。

映画の中では全く説明されませんが、これは原作へのオマージュなんです。


※原作の一部を載せるので、読む予定の方はネタバレ注意です。







原作ではプロセロは人形を集めるという異常な趣味を持っています。

Vに復讐されるときには そこを責められ精神崩壊させられます。


右に立っているのがVです。

原作ではガイ・フォークス以外の格好でも登場します。


プロセロのその後はこれです。


原作の方が政治色が強く、Vも狂気に満ちています。

特典映像で監督が言っていたんですが、『Vフォー・ヴェンデッタ』の映画は娯楽作品として作ったそうです。

観た後に友達や家族と政治について話をするきっかけになればいいとも言っていました。
この作品が魅力的なのは、原作にしっかりとした筋、主張が通っているからでしょう。
アクションシーンも素晴らしいので、娯楽作品として観ることもできますし、
原作が優れているので新しい視点を得て、思考を巡らすきっかけにもなります。

僕にとっては映画を観るのも仕事の一部なので、膨大な量の映画を観てます。
なので好きな映画はたくさんあるんですが、
噛めば噛むほど味が出る、
調べれば調べるほど隠れたネタがたくさんある、
ここまでの映画ってなかなか出会えないんです。

将来的にはこの映画と英語のことを絡めて本を出したいと思っています。
セミナーも開きたい。
「Vフォー・ヴェンデッタに学ぶ革命をおこす方法」とかどうですか?笑

妄想はさておき、記事を書くのも3年目になるとどんどんマニアックになってきますね。

明日は映画に登場する名言を3つほど紹介するつもりです。

お楽しみに!




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