前回の"Young And Beautiful"の解説からだいぶ時間があいちゃいました。
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解説第1弾はこちらから
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今回はThe XXの"Together"
『風たちぬ』や『モンスターズ・ユニバーシティ』におされ、
上映回数もかなり減ってきてますが、
映画館行って観ましょうね!
まずは歌詞と対訳です。
Together / The XX
I know to be thereWhen and where, I'll be there
You know what's to be said
We said out loud, we never said
僕はきっと行くよ
時と場所が分かれば、必ずそこに行くよ
君は何を言うべきか分かってる
僕たちは大声で言った、どうしても言えなかったことを
My premonition of the world comes to me
A sun in your hands from the middle life
Says I'm alright
世界についての予兆が訪れた
君の手からこぼれ落ちる太陽が
言ってくれたんだ、僕は大丈夫だって
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You said you don't have to speak
I can hear you
I can't feel all the things you've ever felt before
I said it's been a long time
Since someone looked at me that way
It's like you knew me
And all the things I couldn't say
あなたは言った、話す必要なんてないと
私はここにいるわ
これまであなたが感じた全てのことを、理解することはできないけど
わたしは久しぶりだって言ったわ
こんな風に誰かが私を見てくれるのは
私のことはもう分かってたみたい
私が言えなかったことも全部
Together, to be
Together and be
Together, to be
Together and be
Together, to be
Together and be
Together, to be
Together and be
Together, to be
Together and be
Together, to be
Together and be
Together, to be
Together and be
Together, to be
Together and be
これからは
2人で一緒に
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作品の後半やエンディングでも使われている曲です。
間奏のギターの音だけが流れるシーンもあるのでそこでも同じ心情を表していると考えていいでしょう。
曲の前半は男性、後半の色を変えてある部分は女性が歌います。
The XXはロンドンのバンドで、好きなバンドですが、暗い曲が多いです。
"Together"も死ぬほど暗いですね。
この曲が流れるのは、デイジーとギャツビーが浮気をしているシーンですが、
デイジーと結ばれつつあるギャツビーは幸せなはずなのに、どこか切ないんですよね。
曲の一部は浮気中の心情そのままですが、
男性詞の部分は前回"Young And Beautiful"の解説で示したのと同様に、
死後の心情であるようにも解釈できます。
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メインになる曲は"Young And Beautiful"と"Together"なので、
この2曲だけでもしっかい聴き込んで映画を観るとより楽しめると思います。
欲を言えば、Florence + The Machineの"Over The Love"あたりも聴いておきたいですが、この2曲だけでも十分です。
次回は『華麗なるギャツビー』の舞台となっている禁酒法時代の背景について書きます!
劇場公開中に曲の解説ができるのは今回が最後かもしれないですが、
DVD・ブルーレイのレンタルが始まるころには全曲解説します。
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