理系出身ですが英語教えてます
受験英語という「最高の素材」と
映画の中で使われる英語の「リアリティー」を
真理を求める「科学者の視点」を通して調理・提供していきます
2013年6月29日土曜日
音楽で語る映画、『華麗なるギャツビー』
『華麗なるギャツビー』
映画化が決定したのをきっかけに原作を読み、
スコット・フィッツジェラルドの作品を読んだことがなかったこともあってか、
一文一文が新鮮に響き、
毎日音読するくらい夢中になりました。
そして、監督はバズ・ラーマン。
『ロミオ+ジュリエット』でレオナルド・ディカプリオとタッグを組んで以来、
2度目の共作になります。
同監督作品の『ムーラン・ルージュ』でもそうでしたが、
この監督の魅力は過剰とも言えるほどの演出と、音楽です。
劇中で使用されるティファニーのジュエリーは、
1920年代の華やかさを表現するために過去20年のデザインアーカイブをさかのぼってデザインされたもの。
実際に1920年代に販売されていたヴィンテージのアクセサリーも使用されています。
ドレスはプラダとミュウミュウがデザインしたものが41点。
男性用の衣装はブルックスブラザーズのものが500点。
これらは原作者のフィッツジェラルドがブルックスブラザーズやティファニーの顧客であったことに由来しています。
だからこそ映像にリアリティーが宿るんですね。
あと、劇中で俳優達が飲んでいるシャンパンも、水ではなく本物だそうです・・・
撮影が長引いたら酔っちゃいそう。笑
音楽は公開前から「サントラ史に残る名作」と言われています。
映画を観ながら後悔したことが一つ。
もっと曲の予習をしておくべきでした。
絶対にはずせないのがラナ・デル・レイの『Young And Beautiful』。
バズ・ラーマンは音楽をBGMとしてではなく、前面に押し出して物語を描きます。
特に『Young And Beautiful』は激しくも切ないラブストーリーである、
この作品のために作られた曲です。
作品中で流れる英語の歌詞を聞き取ることはかなり難しいので、
事前にしっかりと曲を理解してから映画を観に行くとより楽しめます。
次の記事から劇中で使用される曲の解説を行っていきます。
禁酒法やアメリカ文化についても触れるつもりです。
お楽しみに!
*****
ちなみに僕は2Dで観た後、曲を聴き込んで、次は3Dで観に行きました。
過激な映像美を楽しむためには3Dの方がオススメです。
原作の美しい文章をそのまま使用するシーンは、3Dで際立つ演出が施されています。
ただ、最寄りの映画館のTジョイ博多だと3Dは一日1回しか上映してないんですよね。。
他の劇場も同じ感じでしょうか。。
もっとやろうよ! また観にいくからさ!
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あらすじ
1920年代。ジャズと禁酒法の時代。アメリカン・ドリームを追い求め、故郷の中西部からニューヨークへとやって来た作家志望のニック・キャラウェイ(トビー・マグワイア)は、宮殿のような豪邸で毎夜豪華絢爛なパーティーを開く謎めいた大富豪ジェイ・ギャツビー(レオナルド・ディカプリオ)の隣に居を構え る。港を隔てた向こう岸には、いとこのデイジー(キャリー・マリガン)とその夫で女好きのトム・ブキャナン(ジョエル・エドガートン)が住む邸宅があっ た。そんなある日、ニックはギャツビーから彼の生い立ちを打ち明けられる。裕福な名家に生まれ、ヨーロッパで宝石や名画に囲まれた贅沢な暮らしを送った 後、戦争で数々の勲章を受けて英雄となり、両親が亡くなった今は天涯孤独の身だという。だがそんな出来すぎた話に、ニックは「ギャツビーは何かを隠している」と直感する。やがて、耳を疑う噂と危険な人脈、そしてデイジーとの禁じられた恋が、少しずつギャツビーの華麗な仮面をはがしていくのだった……。 (Movie Walker)
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